歌手で俳優の中島健人(30)が8日、大阪市内で開かれた映画『知らないカノジョ』(2月28日公開)の舞台あいさつに登壇した。
【写真】舞台あいさつで手をふる中島健人とmilet 本作は、恋に落ちて8年、喧嘩(けんか)した翌朝、2人が出会わなかった世界になっていた――“もしも”の世界を描くファンタジック・ラブストーリー。大学時代に運命的な出会いをしたリク(中島)とミナミ(milet)は結婚し、それぞれの夢を追いかけるも、大人になってからの2人の生活はボタンの掛け違いばかり。そんなある日、リクが目覚めると2人が出会っていない世界線に変わっていた。監督は三木孝浩。
10年前から三木組に入りたかったと言う中島は「待てども待てども、そういう機会がなくて同じ会社の方々だけが出ていくっていう、自分にいつタイミングが来るのかなって思ってたんですけど、本当に1番絶妙に良い、新しいスタートをきるタイミングで三木組に入れた」と感慨にひたった。
「リクを演じる自分のメンタル的にもよかった。何もかも純朴でイノセントで、真っ白な状態で描けたので感謝してますね」と話した。
完成した作品について中島は「あまりにも素の自分が切り取られてる映画すぎて、見られたくないな」と言う。「普段、アイドルもやってるんですけど」という前置きで会場の笑いを誘いつつ、「完成されたものを届けるっていうのが今までのスタンダードだった。最近になって、自分の人間性の延長にある役を挑戦する機会が多くなったんですけど、顔をぐちゃぐちゃして泣くっていうのを監督に撮られたのは初めて」と話した
イベントには、シンガーソング・ライターのmilet(ミレイ)も登壇した。