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「電動マルチツール」は、研磨・切断・剥離といったさまざまな作業を1台で行える工具です。たくさん工具を用意しなくて済むので、DIYにもぴったりなアイテムです。
そこで今回は、コスパが良くてパワフルに使える「コード式のマルチツール」のおすすめを紹介します。
●電動マルチツールは1台でいろいろな作業ができる
電動マルチツールは、替え刃を交換することで、電動のこぎりで切断、グラインダーで研磨などの作業を1台で実現するアイテム。さらに、タイルや内装壁材、床材などを剥がす作業にも対応しているほか、窓開け・切り抜きといった、電動のこぎりでは難しい切断作業にも便利です。
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替え刃(アタッチメント)の種類には、切断用のカットソー・ラウンドソー、研磨用のサンディングパッド、剥離用のスクレイパーのほか、金属用・木材用など、素材別でも用意されています。また、替え刃には主に、「スターロック」と「OIS」といった2種類の規格があるため、マルチツール本体と合っているかどうかしっかりチェックしましょう。
電源はバッテリーパック装着式のコードレスタイプ(充電式)と、AC電源式があります。AC電源式は、パワーと動作の安定性に優れているのが特徴。また、充電式よりも価格を抑えられるメリットがあります。
一方充電式は、コードの取り回しを気にしなくて良いので、場所を選ばず使用できます。さらに最近では、ほかの工具とバッテリーを共用できるタイプが多いのも便利なポイントです。
●工具なしでのブレード交換が可能:マキタ TM3010CT
マキタの「TM3010CT」は、工具なしでのブレード交換が可能なため、スムーズに機能を切り替えて使用できるマルチツールです
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替え刃はOIS規格に対応。OISはマルチツールの登場初期から展開されている規格で対応製品が多いので、さまざまな替え刃と交換して、多彩な素材・作業を行えます。
ECサイトでは、カットソーやサンディングパッドなどがセットになって、2万5000円前後から販売されています。
●用途に応じて2モードの切り替えが可能:ハイコーキ CV350V
ハイコーキの「CV350V」は、軽量ながらもパワフルに使えるマルチツールです。細径ボディで握りやすく、さまざまな作業をスムーズにこなせます。
「通常モード」と「オートモード」を搭載しており、通常モードでは振動数を無段階で調整が可能。オートモードでは、作業の負荷に応じて2種類の振動数へ自動で切り替わります。また、スパナやレンチを使わずに先端工具を交換できるのも便利なポイントです。
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ECサイトでは2万円前後から販売されており、マルチツール本体のほか、ブレードやパッド、サンドペーパーなどがセットになっています。
●スターロックプラスとスターロックに対応:ボッシュ GMF 30-28
ボッシュの「GMF 30-28」は、豊富な先端工具に対応したマルチツールです。剥離・サンディングはもちろん、ボード壁の切り抜き、表面研磨といった作業にも適しています。
替え刃はスターロックプラス規格とスターロック規格に対応。本体との間をしっかり連結し、動力を確実に伝達するため、迅速な作業を実現します。また、マグネットマウントにより、アクセサリーは簡単に交換が可能です。
エルゴノミクスデザインのハンドルで、しっかりと握りやすいのも魅力の1つ。ECサイトでは、木材&金属用ブレード、ラバーパッドなどが付属して、1万5000円前後から販売されています。