2026年F1第4戦マイアミGP ピエール・ガスリー(アルピーヌ) BWTアルピーヌF1チームの目覚ましいパフォーマンスの改善は、このチームを、投資家だけでなくスポンサーにとっても魅力的な存在へと押し上げた。これにより、2027年初頭よりイタリアの高級ブランド『GUCCI(グッチ)』がアルピーヌのタイトルスポンサーになると広く予想されている。
ここ数年、オーストリアの水処理企業『BWT』はアルピーヌのタイトルスポンサーを務めており、企業カラーのピンクはグリッド上でアルピーヌのマシンを際立たせてきた。しかし同社の与えるイメージやオーナーの振る舞い、スポンサーシップ展開方法全般は、アルピーヌのマネージングディレクターを務めるフラビオ・ブリアトーレのマネージメントチームにあまり好意的に受け止められていないようだ。
ブリアトーレのファッション業界との繋がりはよく知られている。また、元ルノーCEOのルカ・デ・メオが、フランスの高級ブランドのコングロマリット『Kering(ケリング)』のCEOに就任したことは、グッチのF1参入への道を確実に開いたと言えるだろう。ケリングは、アレキサンダー・マックイーン、バレンシアガ、ボッテガ・ヴェネタ、グッチ、イヴ・サンローランといった高級ブランドを傘下に収めている。ブリアトーレと、彼をルノー・グループに復帰させたデ・メオの強い繋がりを考えると、アルピーヌとグッチの契約締結は難しくないはずだ。
F1にとって、世界で最も名の通ったファッションブランドのひとつをチームのタイトルスポンサーに迎えることは魅力的な動きだろう。またアクティベーションの点では、グッチは24のグランプリを、ファッションショーの開催、顧客やパートナーの招待、そしてこのスポーツに関わる他の企業との強固なビジネス関係の構築に最適な場と考えるだろう。
これらの交渉に関する短い声明のなかで、アルピーヌは、話し合いが継続中であることを否定しなかった。声明では次のように述べている。
「アルピーヌ・フォーミュラワン・チームは常に新たなパートナーシップの機会を探しており、幅広いブランドや企業と潜在的なパートナーとして連絡をとっている。しかしながら、議論は常に機密扱いであり、すべての関係者が確認し合意した場合にのみ公表される」
[オートスポーツweb 2026年05月14日]