
カレーなのに、メロン。甘いのに、辛い。
先日ふらりと立ち寄った北海道物産展で見つけた「北海道メロンカレー」は、食べる前から食べた後まで、ずっと頭を混乱させてくるレトルトカレーでした。
カレーにコクと深みを出す方法として、フルーツや甘いものが使われることは珍しくありません。
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ハウス食品の「バーモントカレー」に登場する「りんごとはちみつとろーりとけてる」というフレーズはあまりにも有名ですし、自衛隊のカレーにコーヒー牛乳が入っているという話も、たびたびSNSで話題になります。
しかし今回見つけたのは、札幌市のベル食品が手がける「北海道メロンカレー」。メロンは隠し味ではなく、どうやら主役の様子です。パッケージも鮮やかなオレンジ色で、さすがにどんな味なのか気になり、買ってみました。価格は税込み702円です。
温めてご飯にかけると、ルーは赤肉メロンそのもののような鮮やかなオレンジ色。カレー専門店で見かけるバターチキンカレーを、もう一段階鮮やかにしたような色味をしています。
そして顔を近づけてみれば、スパイス感あるカレーの香りの中に、かなりのメロンを感じます。何も知らない状態で香りだけかがされても「メロンが入ってる」と感じ取れるほど。香りはかなり甘いです。
スプーンですくって食べてみると、まずやってくるのがメロンの甘い風味。
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そして遅れてカレーのスパイス感がやってくるのですが、これが結構辛めです。舌がヒリッときます。辛いのが苦手な人だと、少し抵抗があるかもしれません。
味としてはバターチキンカレーに似ています。特有のまろやかさとスパイシーさがベースとしてあり、そこにメロンの風味がプラスされている感じです。
ちなみにメロンは最初に現れて消えるのではなく、ルーを飲み込むまでしっかり存在感を主張し続けています。
またライスといっしょに食べると、お米の甘みがプラスされるためか、より甘く感じます。
メロンの甘さがあるため、まろやかさで言うとバターチキンカレーよりも上かもしれません。ただ前述の通り辛さもしっかりあり、頭がちょっと混乱する味。
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辛いのに、甘い。甘いのに、辛い。なんだこれ。
甘辛いというほど調和が取れているわけではなく、甘さと辛さが家庭内別居している感じでしょうか。喧嘩してはいないのですが、決して仲が良いわけでもないというか……。
ルーの中にはキューブ状にカットされた具材が入っています。一瞬メロンの果肉かと思いましたが、にんじんやじゃがいもでした。
じゃがいもはともかく、にんじんの方は食感がかなりメロン果肉に近く、一瞬メロンと錯覚します。でもにんじんです。不思議。
メロンの甘さと、スパイスの風味。甘いと同時に辛くもある、初めて食べる味わいのカレーでした。
カレーを食べているのに、メロンを食べているかのように錯覚するほどの「メロン感」は、おそらく唯一無二。
ユニークなカレーを探している方はぜひ、試してみては。
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By ヨシクラ ミク | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026061005.html|
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