「甲子園」に関するニュース (861件)

 甲子園球場にけたたましいサイレン音が鳴り響くなか、大阪桐蔭の背番号1・平嶋桂知(ひらしま・かいち)の投じたストレートは、うなりをあげて増田湧太のミットに突き刺さった。その直後、バックスクリーンに「14…

 今センバツは、低反発の「新基準バット」が導入されて初めての大会。さまざまな影響が取り沙汰され、検証も行なわれるはずだが、打球の飛びが抑えられたことで「投手優位」の傾向が出るのは間違いない。となると、…

「ピッチャーとしてもバッターとしても対戦したいです」 2012年12月25日、北海道日本ハムファイターズの入団会見で、藤浪晋太郎との対戦について大谷翔平がそう答えていた時、藤浪は大阪桐蔭のグラウンドにいた。「…

センバツ完全試合投手・松本稔 インタビュー 中編(全3回)【完全試合で1000通のファンレター】 1978年センバツの高校野球史に残る甲子園初の「完全試合」。群馬・前橋高(通称・マエタカ)のその後について少しだ…

センバツ完全試合投手・松本稔 インタビュー 後編(全3回)【託された古豪・キリタカの再建】 指導者としても一度は出たいと思っていた甲子園。それを26歳の時に群馬中央、41歳の時には母校・前橋で叶え、「そのせ…

センバツ完全試合投手・松本稔 インタビュー 前編(全3回)【"フロック"は否定しない】 センバツ高校野球は、1924年の第1回大会から今春で100年を迎えた。1世紀におよぶ歴史のなかで、「完全試合」が…

下窪陽介インタビュー(後編)前編:「下窪陽介はいかにして鹿児島県初の甲子園優勝投手となったのか?」はこちら>> 鹿児島実業のエースとして1995年秋の九州王者に輝いた下窪陽介は、1996年センバツ出場に向けて…

下窪陽介インタビュー(前編) 開会式では、岡本真夜の『TOMORROW』が入場行進曲として銀傘に響き渡っていた。前年に発災した阪神・淡路大震災から、誰もが明るい「明日」が来ることを信じ、復興へと歩みを進めてい…

阪神電気鉄道は22日、ブランドロゴ等をデザインしたラッピングトレイン(9000系1編成)を3月25日から運行するとともに、ラッピングトレインを含む同社の電車内や駅構内などにブランド価値経営の本格始動をイメージした…

連載 怪物・江川卓伝〜銚子商との雨中の激闘(前編) 作新学院(栃木)のキャプテン・菊池篤が柳川商業(福岡)との激戦から3日後の(1973年/昭和48年)8月12日、2回戦の抽選を行なうため甲子園に向かった。当…

連載 怪物・江川卓伝〜銚子商との雨中の激闘(後編)前編:作新学院に4戦全敗の銚子商が「打倒・江川」に燃えた雨中決戦はこちら>> 銚子商業(千葉)のサードコーチャーを務めていたのは、6番・ファーストの岩…

 カツッ! 甲子園球場に乾いた打球音がこだまする。金属バットの高音ではなく、木製バットがボールを弾く音が響くのは新鮮だった。 3月21日のセンバツ大会4日目に登場した青森山田は、ふたりの選手が木製バット…

大阪桐蔭初の春夏連覇「藤浪世代」のそれから〜小柳宜久(前編) 大阪桐蔭が春夏連覇を達成した2012年当時の3年生に、同級生のひとりである小柳宜久について尋ねると、かなりの確率である場面のことを挙げてくる。…

 投球練習を1球投げた段階で、違和感を覚えた。 高尾響(広陵)の投球フォームが変わっている。すぐさま昨秋の投球動画をチェックすると、違和感は確信に変わった。セットポジションから左足を上げる際の動作が、…

 今センバツで注目の強打者ツートップといえば、スリランカ出身の両親を持つ大阪桐蔭のラマル・ギービン・ラタナヤケと、ロシア出身の両親を持つ豊川のモイセエフ・ニキータだ。モイセエフは初戦敗退したが、阿南光…

 高校野球は水面下で情報戦が繰り広げられている。甲子園の組み合わせ抽選会が終わると、どのチームも対戦相手の映像探しに躍起になる。 以前、ある監督が冗談めかしてこんなことを言っていた。「ウチは明治神宮大…

練習試合を含む対外試合で15試合連続安打(3月19日現在)を記録するなど、開幕前から本領を発揮しているDeNAのドラ1ルーキーを直撃取材。初めての沖縄キャンプの手応え、プロ野球選手としての一番の売り、理想のバッ…

 甲子園の新スター誕生の予感漂う第96回選抜高校野球大会(13日間、甲子園)が18日に開幕した。  投手では報徳学園(兵庫)の最速151キロ右腕・今朝丸裕喜や八戸学院光星(青森)のエース左腕・洗平比呂、野手で…

 18日に開幕した第96回選抜高校野球では、出場32校のほかに、補欠校として21世紀枠の2校を含む20校が名を連ねている。これまでに補欠校が繰り上げ出場したのは13例。大会直前に代替出場が決まり、調整不足で本番に…

別海高校〜甲子園初出場までの軌跡(5) 秋の北海道大会で目標のベスト4を達成した別海高校は、まもなくして翌春に開催されるセンバツの21世紀枠候補に選出された。 監督の島影隆啓が、選手たちに明示する。「セ…

1985年の阪神タイガース優勝時、大阪・道頓堀川に姿を消した“カーネル像”。それから24年の時を経て奇跡的に生還を果たし、大切に保管されてきたが、老朽化が進みこれ以上の保管が困難になったことから、このたび住…

山本麻衣インタビュー(後編)前編「パリ五輪女子バスケ世界最終予選MVP・山本麻衣が振り返る、あのプレー」はコチラ ハンガリーで行なわれた女子バスケットボールのオリンピック世界最終予選(以下、OQT)。1位で…

 今春の選抜高校野球大会(センバツ)から新たなルールの運用が始まっている。新基準バットの導入と投手の二段モーション解禁ばかりが話題になっているが、タイムにまつわるこんな新規則も盛り込まれている。<内野…

テレビではおなじみのスポーツドラマ。汗や涙にまみれながら競技に打ち込む姿に胸が熱くなったり、コーチや監督、仲間たちとの熱い絆に涙したり、見ていて胸が高鳴ったという経験がある人も多いのではないでしょうか…

別海高校〜甲子園初出場までの軌跡(4) 2023年、夏。 選手もマネージャーも指導者も、灼熱の太陽を浴びて体力を消耗していた。 新チームを始動させていた別海高校は紋別にいた。朝は宿舎からグラウンドまでの3.…

別海高校〜甲子園初出場までの軌跡(3) 別海高校では伝統的に、引退する3年生と監督が話し合って次期キャプテンを決めている。 今年の代に関しては、本当ならば議論の余地はなく、小学、中学でキャプテンを務め…

「PLAYBACK WBC」Memories of Glory 昨年3月、第5回WBCで栗山英樹監督率いる侍ジャパンは、大谷翔平、ダルビッシュ有、山本由伸らの活躍もあり、1次ラウンド初戦の中国戦から決勝のアメリカ戦まで負けなしの全…

別海高校〜甲子園初出場までの軌跡(2) 別海の監督に就任するや、マネージャーを含めた5人の部員を前に「3年で全道大会に出場する」と豪語した島影隆啓は、2019年秋にチームを全道──つまり、北海道大会出場へ…

別海高校〜甲子園初出場までの軌跡(1) 島影隆啓はいつもと変わらず朝3時に起床して素早く身支度を整え、自宅から数百メートルの場所にあるコンビニエンスストアへ向かった。父親がオーナーの店舗では副店長を務…

 近年の近畿地区で“最も勢いがある高校”と言えば、京都国際ではないだろうか。2021年の選抜で甲子園初出場を果たすと、同年の夏の甲子園では準決勝に進出。翌年の春は選抜出場を決めていながら、チーム内の新型コ…

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