このままじゃ髪がヤバい!薄毛やパサパサ髪はよみがえるのか?人気沸騰の「育毛鍼灸師」に聞きました

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2026年05月15日 09:20  女子SPA!

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女子SPA!

多発性脱毛症の患者さん(40代女性)。育毛鍼灸の治療8ケ月で大きな変化が
年齢と共に、髪が細くなった。分け目が気になる。髪がバサバサ。抜け毛が増えて薄毛状態に――。

こんな髪の悩みを抱える人は、男女問わずに多いでしょう。

顔の額縁である髪が弱ってくると、一気に老け見えして、泣けてきますよね。

薄毛の本格的な対策といえば、クリニックで抜け毛予防薬や発毛促進薬(ミノキシジル、内服・外用)などを処方してもらうのが一般的でした。そこに今、新たな方法が注目されています。それは東洋医学にもとづいた「育毛鍼灸(しんきゅう)」。そう、鍼(はり)とお灸です。

この方法の先駆者として、「育毛鍼灸師」の肩書を持つ白石明世さんに、話を聞きました。育毛鍼灸とは? 髪のために自分でできる習慣とは?

◆薄毛の友人に、試しに鍼を打ってみたら…

2011年から東京・原宿で鍼灸院を営み、今では“予約の取れない鍼灸師”とも呼ばれる白石さん。著書『すごい腎活習慣』(2026年、徳間書店)や『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などでも、東洋医学について発信しています。

白石さんが育毛鍼灸を手がけ始めたのは、7〜8年前。

「それまで育毛鍼灸というジャンルはなく、私の周りでもやっている人はいませんでした。私も半信半疑というか、純粋に興味本位で始めてみたのです(笑)」(白石さん、以下同)。

薄毛で悩んでいる友人に、「鍼で髪が増えたらおもしろいかも」とモニターをお願いしたら、しっかり効果が表れて、何人かのモニターも改善が見られたそうです。

さらに、以前から白石さんの患者だったファッションインフルエンサーのMBさん(男性)が、2021年から育毛鍼灸を受けたところ、髪の量が劇的にアップ。著書累計200万部のMBさんが、「ありとあらゆる薄毛治療を試した中で、育毛鍼灸がコスパ的にももっとも良かった」とSNSで発信したことで、口コミでどんどん広がっていきました。女性の患者さんも増えているそうです。

◆髪をつかさどる「腎」を整える

でもなぜ、鍼灸が育毛につながるのでしょうか。育毛のツボがある?

「鍼は、頭にも打ちますが、全身に打ちます。育毛だけに効くツボがあるというより、やはり体全体の血流をよくすることがポイントです。東洋医学では、髪をつかさどるのは『腎(じん)』。腎を整えることで、その結果として、髪のボリュームや色つやが変わってくるのです」

「腎」とは、西洋医学で言う「腎臓」ではありません。“生命エネルギーの根っこ” を意味する概念が、「腎」なのです。東洋医学で「五臓」と呼ばれる「肝(かん)、心(しん)、脾(ひ)、肺(はい)、腎(じん)」のひとつで、「腎」は生殖・性機能や髪・骨や水分代謝を“管轄”していると考えられているそうです。

育毛鍼灸で成果が出るまでの時間は人によって違いますが、白石さんのサロンではだいたい「月1回×6回」がワンセット、という患者さんが多いとのこと。

ただ、育毛のためには、鍼灸だけでなく、生活習慣もとても大切。患者さんには、食・睡眠・運動などの「養生(ようじょう)」もカウンセリングするそうです。自分でできる育毛習慣を聞きました。

◆自分でツボを押してみる――まずは「足三里」

寝る前などに自分でツボを押してみましょう。白石さんが「めちゃくちゃオススメ」というツボは「足三里(あしさんり)」。ひざの外側で、お皿の下から指4本分下がった、一番くぼんでいる場所が「足三里」です。

「私はすべての治療に足三里を入れているぐらい、有名で万能なツボです。
最近では、マウスの足三里に電気鍼をする実験で、うつ症状を緩和する可能性があるという論文が出たり、研究が進んでいるんです」

あんなに小さいマウスにもツボがあるんですね! たしかに、ネットでググったら世界最高峰の科学雑誌『Nature』から『NHKスペシャル』(2024年5月)まで、「足三里」の研究が複数ヒットしました。

◆睡眠、食事、シャンプー方法も大切

●とにかく、よく眠ること

「患者さんには、とにかく『よく寝てください』とお伝えします。それで全然変わります。寝るためには体を動かすこと」と白石さん。とはいえ、「よく眠れない」という人も多いので、快眠のコツは次回詳しく聞くことにします。

●やさしいシャンプーの仕方を習慣に

育毛の患者さんで、シャンプーの仕方に問題がある人は、3つのタイプに分かれるそうです。
1日に2〜3回シャンプーする「洗いすぎ」タイプ、「すすぎ不足」タイプ、「湯シャン誤解」タイプ(お湯で流すだけの湯シャンが不十分で皮脂が落ちていない)です。

そこで、白石さんがすすめるシャンプー(1日1回)のコツを教えてもらいました。

1.洗髪前に髪をとかす
2.お湯の温度はいつもより少しぬるめ
3.シャワーは、弱めの水圧でやさしく当てる
4.シャンプーの泡で頭皮をなでるイメージで、指の腹でやさしくもむ

●たんぱく質を十分摂る

髪はたんぱく質からできているので、肉・魚・卵などをしっかり摂ること。患者さんにプロテインを勧めることもあるそうです。

「髪は単独でポンと生えているわけではなくて、“腎の華”と言われるほど、腎と関係が深いのです」と白石さん。著書のタイトルにもあるように「腎活習慣」が大切なのです。

<白石明世 取材・文/女子SPA!編集部>

【白石明世】
EN body conditioning salon合同会社代表/鍼灸師。
5歳よりクラシックバレエを始め、14歳から中国・上海京劇学院、17歳からスイスのルードラ・ベジャール・バレエ学校に進学。20歳で腰痛をきっかけに帰国後、2011年に東京衛生学園鍼灸専門学校に入学し、はり師・きゅう師の国家資格を取得する。2016年に原宿で開院、2022年に表参道・骨董通りへ移転し「EN body conditioning salon」に改名。「ザ・ペニンシュラ東京」のパートナーとして、ホテル内スパでの施術も行う。各種メディアにも多数登場、著書に『すごい腎活習慣』(2026年、徳間書店)。

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