佐藤愛子さん 直木賞作家で、「九十歳。何がめでたい」などのベストセラーでも知られる佐藤愛子(さとう・あいこ)さんが4月29日、老衰のため東京都内の施設で死去した。102歳だった。大阪市出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は長女杉山響子(すぎやま・きょうこ)さん。故人の遺志でお別れの会は行わない。
父は作家の佐藤紅緑、兄は詩人のサトウハチロー。神戸市の甲南高等女学校(現・甲南女子高校)卒。父の影響もあって文学を志し、1950年に同人雑誌「文芸首都」同人となった。同誌に発表した「青い果実」でデビューを果たしたが、その後不遇が続き、62年に最初の著作「愛子」が刊行された。