
気温が上がり始めるこの時期、バーベキューやビアガーデンなど屋外でお酒を楽しむ機会が増えていく。開放的な雰囲気に誘われてつい飲みすぎてしまう――そんな経験を持つ人も多いのではないだろうか。「しじみ習慣」を販売する自然食研(大分県豊後高田市)が、週1回以上飲酒習慣のある20〜50代会社員533人と内科医・消化器内科医500人を対象に行った調査から、夏の屋外飲酒に潜むリスクが明らかになった。
まず、会社員にこの夏参加したい屋外イベントを尋ねたところ(複数回答可)、「バーベキュー」(49.0%)、「ビアガーデン」(46.0%)が上位を占め、飲食を伴うイベントが人気であることが分かった。こうした場では気分が高揚しやすく、実際に約8割が「屋外だといつもより飲みすぎてしまう」と回答している。楽しい時間の裏で、飲酒量のコントロールが難しくなっている実態が浮かび上がった。
その結果として、約6割が夏の屋外飲酒で体調を崩した経験があると回答。具体的な不調として最も多かったのは「倦怠感・だるさ」(46.8%)で、「二日酔い」(39.2%)、「頭痛」(37.6%)、「吐き気・胃腸の不調」(37.6%)が続いた。高温環境では汗による脱水が進みやすく、アルコールの吸収も早まるため、屋内よりも体調不良が起こりやすいと考えられる。
医師側の調査でも、約9割が「屋外飲酒は屋内より身体への負担が大きい」と回答。負担として最も多く挙げられたのは「血中アルコール濃度の急上昇」(50.8%)と「脱水症状」(50.0%)で、夏特有の環境がアルコールの影響を強めることが示された。また、医師の約4割が「抜けない強い倦怠感・だるさ」を“肝臓のSOSサイン”と捉えており、会社員が感じていた不調と医師の見解が一致する結果となった。
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一方、会社員が実践している対策(複数回答)としては「飲む量やペースの調整」(47.1%)、「こまめな水分補給」(40.5%)、「空腹での飲酒を避ける」(38.7%)が挙がった。医師が推奨する対策(複数回答)でも「休肝日を設ける」(41.2%)、「お酒と同量の水分を摂る」(38.4%)、「飲酒前の食事」(35.6%)が上位となり、基本的なセルフケアの重要性が共通して示されている。
屋外イベントが増えるこれからの季節。楽しい時間を健康的に過ごすためには、飲み方の工夫に加え、肝臓をいたわる習慣づくりが欠かせない。夏の開放感に油断せず、適切な対策を取りながらイベントを満喫したいところだ。

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