
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、5月10日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
●IntelとAppleがチップ製造で暫定合意か
Wall Street Journalは5月8日、IntelがApple製品に搭載される一部のチップを製造することで暫定合意したと報じた。
関係者の話によると、両社の集中的な協議は1年以上続いており、ここ数カ月で正式な合意に至ったという。この件に関してはBloombergも5月5日に報じていた。
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なお、IntelがどのApple製品向けにチップを製造するのかは不明とのことだ。
●Microsoft製品の「Copilot」アイコンがフローティング表示に共通化
Microsoftは5月11日、Word、Excel、PowerPointにおけるCopilotの操作体験を見直し、エントリーポイントの集約と、状況に応じた提案、キーボード操作中心の設計を導入したと発表した。
Copilotの利用開始方法を整理するため、エントリーポイントを「画面右下隅に表示されるCopilotアイコン」と「テキスト選択時のポップアップ」の2カ所に集約した。編集状況に応じて、コンテンツをどう改善できるかを示す最適な提案が表示されるようになる。
キーボード操作の面では、「F6」キーでCopilotボタンにフォーカスを移せるようになり、上矢印キーで提案されたプロンプト間を移動できる。新しいCopilotボタンと更新されたショートカットはWindows版とMac版の各アプリに順次展開されており、一般提供開始は6月上旬を予定している。
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●Micronが256GB DDR5(RDIMM)モジュールをサンプル出荷開始
Micron Technologyは5月12日、サーバ向け256GB DDR5 RDIMMのサンプル出荷をサーバエコシステム主要パートナー向けに始めたと発表した。
モジュールは同社の1γ(ガンマ)技術をベースにしており、最大毎秒9200MTの転送速度に対応し、現在量産中のモジュール比で40%以上の高速化を実現したとしている。
実装面では3Dスタッキング(3DS)で複数のメモリダイをTSV(シリコン貫通電極)によって接続するパッケージング技術を採用した。電力効率の面では、256GBモジュール1枚の動作電力を40%以上も削減できる(128GBモジュール2枚との比較)という。
これは大規模言語モデル(LLM)やエージェント型AI、リアルタイム推論、高コア数CPUのワークロードの普及により、サーバメモリの容量/帯域/電力効率への需要が高まっているという背景がある。現在は主要なサーバエコシステムパートナー向けにサンプルを出荷しており、プラットフォーム検証が進められている。
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●Windows Updateで問題のあるドライバを自動的にロールバックする機能を導入
Microsoftは5月12日、Windows Update経由で配信したドライバに品質上の問題が見つかった場合、クラウド側からドライバをロールバックする新機能「Cloud-Initiated Driver Recovery(クラウド開始型ドライバリカバリー)」を導入すると発表した。
5月から8月にかけて手動での検証とテストを実施する。その後、9月の本格展開を目指すとしている。
従来は、配信後にドライバの品質問題が判明した場合、ハードウェアパートナーが更新版を提出するか、エンドユーザーが手動でアンインストールするかに修正を頼っていた。しかし、このやり方ではデバイスが長期間にわたって低品質なドライバのままになるという問題がある。
新機能では、ハードウェア開発センター(HDC)のドライバ出荷ルームからリカバリーアクションを直接トリガーし、Windows Updateのパイプラインを通じて、問題のあるドライバを以前の既知の正常なバージョンにロールバックする。
配信は既存のWindows Updateインフラを通じて行われ、新たなクライアントエージェントやパートナー向けツールは不要だ。パートナー側の対応は求められず、Microsoftが回復処理をエンドツーエンドで管理する。
●Anthropic、Claude Opusが2.5倍速くなる「Fast mode」を提供開始
Anthropicは5月13日、Claude Opus 4.7の処理速度を2.5倍向上させる「Fast mode」をリサーチプレビューとして提供開始した。APIとClaude Codeで利用できる。
Fast modeは、処理速度を2.5倍高速にする代わりにトークンあたりの単価を引き上げる高速構成だ。迅速な反復作業やライブデバッグなど、インタラクティブな作業で速度が必要な場合に切り替えて使用できるようになっている。別モデルではなく、Opusと同じモデルを速度優先のAPI構成で動かす仕組みで、品質や機能は変わらず応答速度のみが向上する。
高速化の代わりに、Opus 4.6と4.7ともに100万入力トークンあたり30ドル、100万出力トークンあたりでは150ドルと、標準モードの6倍相当の価格になっている。
なお、会話の途中で高速モードに切り替えると、会話全体のコンテキストに対してキャッシュされていない高速モードの入力トークン料金が全額課金されるため、最初から有効にした場合よりもコストが高くなるとしている。
●Microsoftが月例のセキュリティ更新プログラムをリリース
Microsoftは5月12日、現在サポートされている全Windowsバージョンに対して、5月度の月例セキュリティ更新プログラムの配信を開始した。
5月はCVE番号ベースで137件の脆弱(ぜいじゃく)性に対応した。このうち深刻度が「Critical(緊急)」と評価されているのは32件だ。以下の4件は、認証やユーザーの操作なしで悪用可能な脆弱性であり、早急なリスク評価と更新プログラムの適用が推奨されている。
・CVE-2026-42898(Critical):Microsoft Dynamics 365 オンプレミスのリモートでコードが実行される脆弱性
・CVE-2026-42823(Important):Azure Logic Appsの特権昇格の脆弱性
・CVE-2026-41096(Critical):Windows DNS クライアントのリモートでコードが実行される脆弱性
・CVE-2026-41089(Critical):Windows Netlogonのリモートでコードが実行される脆弱性
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