高市首相、野党の修正要求「ゼロ回答」=補正予算、異例のスピード審議

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2026年06月04日 07:31  時事通信社

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時事通信社

衆院本会議で代表質問する中道改革連合の岡本三成政調会長(手前)。奥は高市早苗首相=3日午後、国会内
 2026年度補正予算案の審議が3日、始まった。野党の修正要求に、高市早苗首相は「ゼロ回答」を連発。与野党は既に、衆参両院で各1日の審議を経て採決する日程で合意しており、わずか3日間という異例のスピード成立となる見通しだ。

 「国民の命と暮らしに影響がないよう、既にさまざまな支援策を講じている」。3日の衆院本会議で、中道改革連合の岡本三成政調会長は物価高の直撃を受ける低所得者や子育て世帯への現金給付を求めたが、首相は従来の取り組みで対応可能との姿勢を崩さなかった。

 岡本氏はまた、赤字国債を財源とすることを疑問視。「積み過ぎた基金を取り崩すべきだ」と主張したが、首相は「取り崩しによる財源確保は困難だ」と拒んだ。

 中道は3日、立憲民主、公明両党と共に総額2兆5000億円規模の修正要求をまとめた。衆院に組み替え動議、参院に修正案をそれぞれ提出し、政府・与党に受け入れを迫る方針だ。

 これに対し、首相は補正予算案の早期成立を最優先する構え。国旗損壊罪創設など、今後控える肝煎り法案の審議時間を確保するのが狙いで、野党の修正要求に応じる気配はない。

 一方、今後の連携を模索する国民民主党への答弁には、一定の配慮も垣間見えた。同党の田中健氏が中低所得の勤労者を対象とした5万円の現金給付などを求めた際、首相は「財源といった課題の整理も必要だ」としつつも、「共に知恵を出し合っていこう」と呼び掛けた。

 補正予算案は4日に衆院、5日に参院の予算委員会で、それぞれ質疑が行われる。審議が3日間にとどまるのは、16年5月に熊本地震対応のための補正予算が全会一致で成立して以来、約10年ぶりの対応だ。 

衆院本会議で答弁する高市早苗首相。後方は森英介議長=3日午後、国会内
衆院本会議で答弁する高市早苗首相。後方は森英介議長=3日午後、国会内

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