ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2026MotoGP第6戦カタルーニャGP 5月17日、2026年MotoGP第6戦カタルーニャGP MotoGPクラスの決勝レースがカタロニア・サーキットで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのファビオ・クアルタラロは5位、アレックス・リンスは14位でレースを終えた。
欧州ラウンド3戦目の決勝日は2日目に続く晴天となり、気温20度、路面温度34度で24周のレースが開始。順調に蹴り出しを決めた各車だったが、ライダーたちを待ち受けていたのは波乱の展開だった。
7番グリッドからスタートを迎えたクアルタラロは、オープニングラップでふたつ順位を落して9番手に後退する。その後もずるずるとポジションを下げていったクアルタラロは9周目にディオゴ・モレイラ(プロホンダLCR)のオーバーテイクに成功するも、14番手まで順位を落とすこととなった。一方、19番グリッドのリンスは1周目にひとつポジションを上げるとモレイラ、マーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)らとバトルを展開。18番手をキープしたまま11周目を終えた。
翌12周目を迎えると首位の2台が絡む接触が発生し、このあおりを受けた後続車両が転倒を喫する事態となる。赤旗が提示され、約26分後に2度目のスタートが切られるも開始直後のターン1で再びアクシデントが発生し、再び赤旗が提示される波乱が続いた。
レースは再度仕切り直しとなり、19台が整列した3度目のスタートではクアルタラロが13番グリッド、リンスが17番グリッドに続く。多くのライダーがミディアム/ソフトを装着し、気温19度、路面温度37度で12周のレースが開始された。
スタートで6番手に浮上したクアルタラロは上位2台の接触によって4番手につけたが、この順位を維持することは叶わず徐々にポジションを落していく展開となる。1周目に12番手まで順位を上げたリンスは、ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)をかわして11番手に浮上。序盤はこのポジションをキープしていたものの、ビンダーにパスされて12番手に後退した。
最終ラップではペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)がリタイアしたことで4番手以降の全車がひとつずつポジションを上げ、クアルタラロが7位、リンスが11位でレースを終了する。しかし、走行終了後の車検でリンスを含む5台がタイヤの最低内圧違反となり、16秒のタイム加算ペナルティが科されることに。最終順位はクアルタラロが5位、リンスが14位となり、クアルタラロは2戦連続でのシングルフィニッシュを果たすとともに今季の決勝最高位を更新した。
ファビオ・クアルタラロ(決勝:5位)
「最初のレースでは12周を走って路面にラバーが乗ったから、3回目のレースでは自然とグリップが向上した。2回目のレースでは新品のソフトタイヤでスタートしたが、新しいタイヤはもう残っていなかったから、その後のスタートではそのタイヤを再利用せざるを得なかった」
「3回目のレースでは最初のレースよりも速く走ることができたはずだが、マルコ(ベッツェッキ)の後ろに甘んじることになった。今日は厳しい一日だったが、特に2回目のレースは大変だった。このような状況ではモニターの画面を見ないようにしているが、ターン10を通過してアレックス(マルケス)が地面に倒れているのを見たら、レースを再開する気にはなれなかったと思う。タイヤもバイクも宙に舞っていて鳥肌が立ったよ。簡単なことではないけど、これも僕たちの仕事の一部だ」
アレックス・リンス(決勝:14位)
「こういうことが起こると、僕にとってレースは二の次になってしまう。アレックス(マルケス)が倒れているのを見た時、胸が張り裂けそうだった。本当にショックで、ピットボックスでは何度も深呼吸を繰り返したよ。結局のところ、僕たちはみんな人間だから、仲間が倒れている姿を見るのは本当に辛かった。今週末、ここでは本当に苦戦した。今日のペースは悪くなく許容範囲内ではあったが、僕たちが目指すレベルにはまだ達していない」
[オートスポーツweb 2026年05月18日]